■令和３年の東京税関における不正薬物密輸入事犯の取締り状況（2022年2月16日報道発表より）

■令和3年の大阪税関における関税法違反事件の取締り状況（2022年2月16日報道発表より）

●不正薬物事犯全体では、摘発件数は前年に比べて減ったものの、押収量は約133kgで前年比約4割増、薬物別では覚醒剤が最も多く、押収量約83kg、前年比で2.4倍となった。 ●大麻押収量も増えており、特に若者の間で乱用が広がっている「大麻リキッド」など大麻加工品の摘発は11件（前年2.2倍）押収量約42kg(同26.5倍)と激増した、入手経路の容易さと危険性への意識の低下があるのではないかと分析。 ●新型コロナの影響で入国制限もあり輸送手段にも変化がみられる。国際郵便や貨物を利用した手口が増えている。 －押収事例より－

■令和3年の横浜税関における密輸摘発状況はこちら（2022年2月16日報道発表より）（PDF)



■令和3年の密輸取締状況【海上保安庁（速報値）2022年1月19日】

海上保安庁では、令和3年において覚醒剤約486kgを押収（末端密売価格は約292億円 相当、前年比205%）我が国への違法薬物の流入は極めて深刻な状況が続いている。 摘発件数についても大幅に増加、引き続き監視体制の強化、国内外の関係機関と連携して水際阻止を強力に推進していく。

■「第五次薬物乱用防止五か年戦略」フォローアップより（2021年6月25日　厚生労働省）

厚生労働省大臣を議長とし、関係閣僚で構成される薬物乱用対策推進会議が公表した「第五次薬物乱用防止五か年戦略」フォローアップから当面の主な課題を、また令和2年の薬物情勢にかかる統計指標の中から検挙人員推移を、それぞれ抜粋して掲載します。

【当面の主な課題】

●薬物事犯検挙人の推移

●大麻事犯における検挙人員の推移（年齢別）

薬物情勢全般
■「令和2年における組織犯罪の情勢　第2章：薬物情勢」【確定値】2021年4月警察庁

●薬物事犯別検挙人員の推移

●薬物事犯別検挙人員の構成比推移

●薬物種類別押収量推移

●覚醒剤事犯検挙人員推移（暴力団構成比）

●覚醒剤事犯の再犯者率推移

●大麻事犯　年齢別及び人口10万人当たりの検挙人員推移

●20歳未満の検挙人員推移

●大麻事犯初犯率推移

★【トピックス】大麻乱用者の実態（意識調査より）
令和2年10月～11月に大麻取締法違反（単純所持）で検挙された748人の大麻使用の経緯、動機、認識についての調査結果

注目！■令和2年における少年（20歳未満）の大麻事犯の検挙者について（令和3年3月）

●警察庁の発表によると、昨年1年間に全国で摘発された少年は
前年比4割増の887人（＋278人）で過去最多を更新した（統計の取り始めは1959年）

●この数は2011年の10倍超、蔓延について大麻の危険性・有害性が若年層に十分認知されていないとして、
広報啓発活動を更に進める必要があるとしている。

●男女別では男子が793人、女子が94人、就業学生別では就業者が最多で453人、無職が182人、
高校生が159人（前年比＋50人）と急増、大学生56人、中学生も8人で最年少は14歳だった。

※令和2年における少年非行、児童虐待及び子供の性被害の状況（警察庁　令和3年3月）

■令和2年の全国の税関における関税法違反事件の取締り状況（令和3年2月17日　財務省発表より）
「不正薬物全体の押収量は5年連続で1tを超え、2tに迫る、
MDMA及び大麻樹脂等（大麻リキッドを含む）の押収量が増加」

●参考（税関発表）
＊東京税関「大麻製品の件数、押収量急増」
＊横浜税関「過去最高の押収量を記録～不正薬物総押収量1tを超える～」
＊大阪税関

■「令和2年版　犯罪白書の概要/法務省」（全12ページ）　令和２年11月24日公開
「特集　薬物犯罪」（5～12ページ）　

　■主な項目・ポイント
◇検挙人員推移
→違法薬物の流通量を減少させること　水際対策の徹底が重要
◇少年の薬物非行
→薬物の害悪や使用の弊害について正確な情報を提供するための広報啓発活動の充実強化が必要
◇再犯者率及び薬物事犯者の処遇
→継続的かつシームレスな処遇・支援のための多機関連携の一層の充実が必要
◇薬物事犯者の特徴（覚醒剤取締法違反受刑者699人調査）
→入手先は知人、男女差に特徴多数

　●「令和２年版　犯罪白書」全文（法務省ホームページへリンク）

　「大麻樹脂等麻薬（コカイン・ＭＤＭＡ）押収量　増加」
「指定薬物摘発件数、押収量ともに大幅増加」
「不正薬物の押収量は約226kg　前年同期の7倍　全国の約4割を占める」