意識調査 |
データ
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●大麻の生涯経験率の推移
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■大麻乱用者の実態(警察庁:令和5年における組織犯罪の情勢/令和6年3月) |
令和5年10月から同年11月にかけて、大麻取締法違反(単純所持)で検挙された者のうち1,060人について、捜査の過程において明らかとなった大麻使用の経緯、動機、大麻の入手先を知った方法等は次のとおりである(図表1で対比した平成29年については、平成29年10月から同年11月まで の間に大麻取締法違反(単純所持)で検挙された者のうち535人について取りまとめたもの。)。 |
○ 大麻を初めて使用した年齢(図表1) 対象者が初めて大麻を使用した年齢は、20歳未満が52.5%、20歳代が35.1%と、30歳未満で9割近くを占める(最低年齢は11歳(1人))。 初回使用年齢層の構成比を平成29年と比較すると、20歳未満が36.4%から52.5%に増加しており、若年層の中でも特に20歳未満での乱用拡大が懸念される。 |
○ 大麻を初めて使用した経緯、動機(図表2、3) 大麻を初めて使用した経緯は、「誘われて」が最多であり、20歳未満が79.1%、20歳代が70.2%と、特に若年層において誘われて使用する割合が高い。 使用した動機については、いずれの年齢層でも「好奇心・興味本位」が最多で、特に30歳未満では約6割を占めるなど顕著である。 また、同年齢層では、次いで「その場の雰囲気」が多く、比較的多い「クラブ・音楽イベント等の高揚感」、「パーティー感覚」と合わせてみると、若年層では、身近な環境に影響を受け、短絡的かつ享楽的に大麻に手を出す傾向がうかがわれる。 30歳代及び40歳代の壮年層では、「ストレス発散・現実逃避」や「多幸感・陶酔効果を求めて」といった、薬理効果を求める動機が比較的多数を占めた。 |
○ 大麻の入手先(譲渡人)を知った方法(図表4~6) 検挙事実となった大麻の入手先(譲渡人)を知った方法は、30歳未満で「インターネット経由」が3分の1以上を占め、その9割以上がSNSを利用していた。 「インターネット以外の方法」では、全ての年齢層で「友人・知人」から直接大麻を入手しているケースが半数程度に上り、30歳未満では半数を超える。 |
○ 大麻に対する危険(有害)性の認識(図表7、8) 大麻に対する危険(有害)性の認識は、「なし(全くない・あまりない。)」が76.4%(前年比3.1ポイント低下)で、覚醒剤に対する危険(有害)性の認識と比較すると、昨年に引き続き著しく低い。 また、大麻に対する危険(有害)性を軽視する情報の入手先については、引き続き、「友人・知人」、「インターネット」が多く、年齢層が低いほど「インターネット」の占める割合が高い傾向にある。 |
※薬物事犯データ「令和5年における組織犯罪の情勢 第2章:薬物情勢」 |
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●大麻の生涯経験率の推移
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■大麻乱用者の実態(警察庁: 令和3年における組織犯罪の情勢/令和3年4月) |
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●薬物乱用の生涯経験率の推移(1996年~2019年) 大麻1.8%、有機溶剤1,1%、覚せい剤0.4%、MDMDとコカインがともに0.3% 経験者数の推計値は、大麻(約161万人)有機溶剤(約96万人)覚せい剤(約33万人)
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