薬物に手を出してしまう要因として、薬物を使用した「脳や身体に与える影響」の他、「個人的要因」と 「社会的要因」が挙げられます。 個人的要因とは、子供たちが様々な生きづらさを抱える中、苦痛を和らげたり、高揚感や現実からの逃避を求めて薬物を使用すること。 社会的要因とはインターネットやSNS、TVのニュースなどで情報を目にし、また周囲の人から誘われるなど、薬物に触れる機会が身近にある状況にいることです。 この薬物に手を出してしまう「個人的要因」と「社会的要因」の解消ができないと、薬物の危険を認識できないままで薬物を使用してしまうかもしれません。
社会的な要因は生活環境自体を変化させねばならないため、なかなか難しいかもしれません。しかし個人的な要因は緩和させることが出来ます。
将来への不安や現実の苦痛を、依存性薬物は一気に脳の中枢を刺激し、一時的にやわらげ幸福感も体験させます。
そのため薬物を使えば変われる、逃れられると手を出してしまう子供もいると思われます。薬物に頼らない、手を出さなくても良い生き方を伝える様にしてください。
今の自分を変えるきっかけに薬物を頼ると乱用や依存につながります。
予防は治療に勝ると言います。 薬物に手をだしてから治療するよりも、手を出させないにする未然予防、未然防止が大切です。
■下記の内容をしっかり伝え、子供たちが薬物に手を出させないようにしてください
●薬物はたった一度でも乱用を始めると自分の意志では止められなくなる ●日常生活に様々な悪影響が出る ●周りの人を巻き込んで迷惑をかけたり、犯罪に繋がることもある ●知り合いやたとえ友人から誘われたとしても、はっきり断り絶対に手を出さない