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【Youth Forum 2024】


A LIFE CHANGING EXPERIENCE!

【高澤 美優さん】


参加志望理由
 Youth Forum には主に三点の理由から参加を希望しました。
 第一に、精神安定剤の過剰摂取に苦しむ身近な存在を側で支えた経験があり、一人ひとりが自分と大切な存在を守るためには薬物乱用防止やメンタルヘルスケアが極めて重要だと考えていたからです。
 第二に、薬物が犯罪・暴力の増加に大きく影響を与えるため、自身の学術的関心分野である紛争解決や平和構築について視野を広げるうえでも薬物乱用防止への理解を深めたかったからです。
 第三に、UNODCを舞台に世界中のユースリーダーと出会い、国際問題の解決に取り組む若者世代のネットワーキングを築きたかったからです。  今振り返ると、幸いにも応募前に抱いていたこれら全ての目的を期待以上に達成できたYouth Forum となりました。


Youth Forum参加にあたっての準備
 藤野理事長と松本専務理事に複数回のブリーフィングを実施していただき、日本での薬物乱用状況や乱用防止をめぐる国際的な議論などについて詳しくご説明いただきました。
 薬物乱用防止の現場で長年ご活躍されてきたお二方に直接ご指導いただけて毎回大変勉強になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
 そのほか、UNODCが公開している各種レポートに加え、薬物乱用防止教育の現状や麻薬と紛争経済の関係性などを分析した研究論文を読み込みました。
 準備を進めていくなかで、薬物乱用防止によって一人でも多くの人が自愛して、大切な存在との温かい時間を享受したり未来への希望を抱き続けたりすれば、より幸福度の高い社会を実現できるはずだと確信しました。
 そして私たち自身と社会の未来に大きく関わってくるテーマだからこそ若者が薬物乱用防止に当事者意識を持って積極的に議論すべきだと考えるようになりました。


学びに溢れたYouth Forum
 Youth Forum 2024には27カ国から35名のユースリーダーが集いました。
 3日間での会議では、薬物乱用防止の重要性や乱用防止の手段についての講義、参加者各個人の薬物乱用防止活動の発表、グループディスカッションなどがありました。
 そして、成果物として皆でYouth Statementを作成し、最終日にはハイレベル会議にて世界にメッセージを発信しました。
 どのセッションも常に学びに溢れており、Youth Forumで見聞き考えたこと全てが一生の財産になりました。
 そのなかでも特に印象的だったことは、Youth Statementの土台を作成するために行なったグループワークとより効果的な乱用防止活動のあり方を考えるセッションです。
 前者では、どのようなメッセージを・なぜ・どのような表現を用いて世界に発信したいのかを議論し尽くすなかで、参加者一人ひとりが薬物乱用防止に関心を持った理由や各国の状況が浮かび上がってきました。
 意見がぶつかる時もありましたが、互いの声に耳を傾け合うことで皆が納得するメッセージを作成できた喜びは言葉に尽くせないほど大きく、この過程を通じて仲間との信頼関係が深まったと思います。
 後者では、エビデンスを重視した取り組みこそが人を動かすはずだという意見で一致しました。科学的に効果が示された乱用防止活動であれば、政府が補助金を出すなどの手厚い支援をしたり、学校現場においても教師や学生もより意欲的に取り組んだりして、好循環が生まれると考えられるからです。


Youth Forumで得た仲間と経験を胸に
 今回得た最大の宝物は、なんといっても志高い世界中の仲間です。多くの仲間と今でも頻繁に連絡を取り合っています。
 Youth Forumでは薬物乱用防止活動への主体的な参加を通じて心身ともに健全な社会づくりに貢献している彼ら・彼女たちの姿に大いに刺激を受けました。
 そこで私もYouth Forum で学び考えたことを自分のSNSで積極的に発信したり、ささやかながら国連支援募金へのバースデードネーションを立ち上げたりしました。
 まずは私の周囲から薬物乱用防止への関心の輪を広げ、若者が薬物乱用防止を自分ごととして捉える流れを一歩ずつ作っていきたいと思います。



YOUTH FORUM 2024 ※UNODC HPへリンクします
Sixty-seventh session Vienna, Austria,14 - 22 March 2024 ※UNODC HPへリンクします


※国連麻薬委員会第67会期サイド・イベント(2024年の模様)

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